締結部品のオーダーメイドを語る

ねじ職人とのタッグが生み出す「世界に一つだけのねじ」
フルオーダーから既製品のカスタマイズまで。
お客さまのニーズに合わせきめ細やかに対応いたします。

協力工場との深い信頼関係があってこその別製品

何がなんでもおこします
澤田専務(左)とデータを元に改善のアイデアを出し合う

検査室では、品質管理チームのリーダー・上野正信がノギスを手に、仕上がってきたボルトの寸法を厳しくチェックしている。既製品がなければお客様の要望に応じて作ってしまう締結.jpの特注品はここで完成する。

打ち合わせを重ねて起こした図面から実際に製造加工をするのは、国内に200社以上ある協力工場だ。別製品と呼ばれる特注品は、締結.jpがその製造責任を負うため最終検査には余念がない。図面と照らし合わせ、バリやカエリ、キズがないかに目を光らせる。最近は既製品でも、中国や台湾、ベトナムなどの輸入品が使われることが多いため、品質管理には心血を注いでいる。

信頼できる職人との仕事が締結.jpの品質を支える
信頼できる職人との仕事が
締結.jpの品質を支える

上野はこの日、奈良県天理市にある協力工場「澤田螺子」に向かって車を走らせていた。30年以上の付き合いになる同社は、年間1,200件以上の別製品を手がける。年間の不良品発生データを元に今後の対策を指導するための訪問だ。

「協力工場からしたら嫌われ役かもしれませんね」という上野を出迎えたのは、職人として40年以上のキャリアを誇る澤田義寛専務。「いろんな商社と取引はあるけど、ここの検査は特に厳しい。そりゃ怖いところもあるけど、その分安心ですわ」と澤田氏は言う。

数万アイテムの中からでも最適な1本が必ず見つかる

このような信頼できるパートナーを探そうと協力工場の新規開拓にも力を入れる。「今まで訪問した工場の数? う~ん1,000社には少し足りないですかね」と語る上野は、全国の展示会を飛び回り工場へ足を運ぶ。「どうすれば質の高い製品が作れるか」「コストをもっと下げられないか」と職人たちと膝を付き合わせてきた。

検査室でのチェックが生命線となる
検査室でのチェックが生命線となる

こうして発掘した製造現場と営業マンをつなぐのも上野の仕事だ。ねじ切り、洗い、表面加工…分業性の強いねじ業界は「オーケストラ」さながら。

個性的な協力工場それぞれの持ち味を把握し、力を発揮できるよう指揮棒をふるうコンダクターこそが、上野の役割なのである。

「ものづくりが好きなんですよ」という上野
「ものづくりが好きなんですよ」という上野

お客様から「こんなねじが作れないか」という大変ありがたくも時には無茶な相談が日々舞い込む。限られた予算で高い品質を実現するには、信頼できる200社以上の協力工場と奏でるハーモニーが不可欠なのである。ちなみに、頼りになる協力工場を見つけるコツは?

「整頓された工場ではやっぱり品質を大切にしているし、家族ぐるみで営む工場はスピード感があって多少の無理も聞いてくれます」

上野が厳選した協力工場は昨年も7社が加わった。

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