ラスパート®-ノンクロム(ステンレス仕様)-とは、第一層に特殊防錆皮膜層、第二層に表面焼成層からなる高耐食性防錆処理技術です。特にステンレス製品の耐食性を上げるために有効で、異種金属接触腐食を低減するほか、耐薬品性が高く、またステンレス特有のカジリ発生を防ぎます。
皮膜構造と機構
セールスポイント
- 環境対応型/環境問題に対応し、性能は従来そのまま、完全ノンクロムラスパート皮膜を形成しました。
- 耐電食/異種金属接触腐食を低減します。
- カジリ防止/ステンレス特有のカジリ発生を防ぎます。
- 耐薬品性/強靭なセラミック系トップコートが、耐薬品性を高めます。
- 低処理温度/処理温度が200℃以下なので製品の物性にも影響を与えません。
標準処理工程(ディップスピン方式)
- ※製品の形状に応じ、スプレー方式による処理も可能です。
異種金属接触腐食試験結果
塩水噴霧試験
- ZIS Z 2371
5%食塩水を35℃にて噴霧
- 試験時間 2,000時間
SUS304製六角ボルトにノンクロムラスパート処理を施し、アルミ板に締め付け後の評価